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浮上油の回収にはシートが良い?おすすめのクリーナーを紹介します!

「浮上油の回収方法でおすすめの方法が知りたい」
このようにお考えの方は多くいらっしゃいます。
確かに浮上油は放置しているとさまざまな問題を引き起こすため、対処が必要ですよね。
しかし、対処方法が定まっていないという方が多いです。
そこで今回は、浮上油の回収でお悩みの方へおすすめの回収方法を紹介します。

□浮上油が引き起こす問題について

ここではまず浮上油が引き起こす問題について紹介します。

工作機械の水溶性クーラント液は、加工を続けている状態で放置しているとどんどん腐敗していきます。
フィルターに目詰まりが発生したり、加工の品質が低下したりとさまざまな悪影響が発生するでしょう。
そのため、こうした問題を改善するためには、クーラントタンク内部の環境を改善する必要があります。

油が隙間から漏れて、仕切りを乗り越え、水と一緒に仕切りを掻い潜りながらタンクのさまざまな場所に存在しています。
加工ワークと切削工具の摩擦を回避するための油をそのまま放置すると、汚れた油となってしまいます。
この油も加工の品質に悪影響を及ぼします。

浮上油の回収装置を設置したとしても、油の回収範囲は限られていますよね。
そのため、油の改修が追いついていないという事態はよく起きています。
加工の品質を維持するためには、浮上油を回収する装置のメンテナンスが容易であるかも重要なポイントとなってきます。

□シートタイプの浮上油回収について

ここから浮上油の改修方法としてシートタイプを紹介します。

シートタイプの吸収材には、ロール状やカット状のものがあります。
ロール状のものは、通路の濡れた油を回収するのに非常に便利です。
広い範囲をカバーできます。
カット状の場合には、少量の油を吸着させるのに適しています。
作業台や機械周辺の油を除去したい場合におすすめです。

主に使用される場所は以下の通りです。
・自動車や自動車亜などの車両整備工場
・一般工場の排水処理槽
・魚介類の養殖場や海苔漁場
・ガソリンスタンでの排水ビット
・学校の厨房
・病院の厨房
・レストランの厨房

この章の最後に浮上油回収装置との違いについても紹介します。

・処理の方法
浮上油の回収装置は、クーラントタンクや排水槽などに浮いた状態の油を回収するのが一般的です。
特に広く普及しているベルト式の場合は、回転ベルトに油を付着させることによって、分解や回収をします。
一方、油吸収材の場合は、油の上に設置した吸収材が油を吸収してくれます。
例えば、浮上油の回収ではシートタイプなどの油吸収材を水面に浮かせて油を回収します。

・ランニングコスト
回収装置は導入コストがそれほど安くはありません。
しかし、導入後のランニングコストは軽減できたという事例が多いです。
クーラント内がきれいな状態を保つことができ、フィルターの交換回数を削減できるためです。

油吸収材は、安価なものが非常に多いです。
そのため、導入時のコストはとても低いと言えるでしょう。
ただし、一度交換すれば、それを再利用することはできないので、長期的な視点で考えると回収装置の方が安く抑えられるかもしれません。

・改修後の処理方法
回収装置は分離した油を資源として再利用できるという特徴があります。
産業廃棄物を減らせるということは、コスト削減につながるでしょう。

油吸収材は産業廃棄物として処理する必要があります。
使い捨てということですね。

□SV-アルファの浮上油回収がおすすめ

最後におすすめの浮上油回収装置としてSV-アルファを紹介します。

SV-アルファは、コンパクトかつシンプルな構造ですが、浮上油をすぐにキャッチしてくれます。
また、透明のアクリルボックスを活用することで、油の回収状況や分離状況を一目で確認できるようになっています。
また、浮上油が一定量までたまると、自動で停止する機能もあります。
電気を使用しない完全エア駆動という点も火災の発生という観点から考えると安心です。

メカニズムは以下の通りです。
・切削液を分離槽内に注入
切削液をスラッジ回収ドラムに通します。
分離槽内に注入するので、分離槽の中にスラッジが侵入するということはありません。

・切削液中の油を分離
切削液中の油が比重差によって上昇します。
そして、分離層の右側へと上部に溜まります。
その後、切削液は左の排出口からタンクへと戻ります。

・浮上油を排出
分離層の右側に油が溜まったら、排出をします。
バルブを開いて油が排出できたら、液面調整管を手動で調整します。

SV-アルファのメリットについても紹介しておきます。
・コンパクトかつシンプルな構造
・運転しながらの浮上油回収が可能
・15リットル毎分の強力吸引
・アクリルボックスを拭くだけの簡単メンテナンス
・丸洗いメンテナンスも可能

□まとめ

今回は、浮上油の回収でお悩みの方へおすすめの回収方法を紹介しました。
浮上油が引き起こす問題からおすすめの回収方法までをご理解いただけたでしょうか。
もしSV-アルファにご興味を持っていただけたのであれば、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。