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水面に浮かぶ油はどうすべき?油回収について紹介します!

工作機械を使用していると誰もが浮上油の問題に直面しますよね。
使用している油はクーラントタンクに流れ込み、水面に溜まっていきます。
浮上油は適切に処理しないとさまざまな問題を引き起こします。
そこで今回は、クーラントタンクの水面に浮かぶ油の回収方法について紹介します。

□浮上油はどのような問題を引き起こす?

ここでは浮上油が引き起こす問題について紹介したいと思います。
浮上油による問題がどれだけ深刻であるかをわかっていただければ幸いです。
全部で6つの問題点を紹介するので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

・悪臭が発生する
浮上油というのは嫌気性のバクテリアを発生させます。
このバクテリアが非常に厄介で、硫化ガスを発生させるようになるのです。
このガスが独特な臭いを放っており、衣服に付着すると染み込むような悪臭を出します。

・ノズル詰まりの原因となる
浮上油はそれ単体だけでなく、スラッジと合体することがあります。
そして、合体した浮上油とスラッジが塊になることで、ノズルが詰まることがあります。

・クーラントタンクの液面が油まみれ
所有されている工場のオイルミスト対策はできていますでしょうか。
万全な対策ができているという方は、ぜひクーラントタンクの中を見てみてください。
液面が油だらけになっているという場合は、それがオイルミストの原因となっている可能性があります。

オイルミスト対策をすることはもちろん大切です。
しかし、最も良い対策は原因を取り除くことですよね。
オイルミストの原因となる浮上油を取り除くことがおすすめです。

・機械のベタつき
上記で話したように浮上油が加工熱によってオイルミストになることはよくある事例です。
そして、こうした事例が見受けられる現場においては、機械がベタベタとしていることも多いです。
浮上油が原因である可能性が高いです。

ベタついた機械で作業する場合と掃除が行き届いた機械で作業する場合では、どちらの方が工場として最適でしょうか。
生産性や従業員の快適性という点から考えると、後者を目指すべきですよね。

・切削液や洗浄液の劣化
浮上油があるということは切削液や洗浄液の寿命も短くなる傾向にあります。
油を使用しないというのはできないため、適切な方法とタイミングで取り除いていくことが大切です。

□浮上油の種類について紹介

一言に浮上油と言ってもさまざまな種類が存在します。
ここでは浮上油の種類について詳しく紹介していこうと思います。

・低粘度/高粘度

機械を円滑に効率よく運転させるためには油が必要です。
ここで使用する油には低粘度と高粘度の2種類が存在します。
前者はさらさらとしたもので、後者はどろっとした状態のものです。
使用する機械に合わせて適切なものを選択する必要があります。

・植物性/動物性
機械の潤滑油として使用されるのは石油系の油であることが多いです。
しかし、食品の安全性や衛生面に対する関心の高まりによって、食品関連の機械では植物性や動物性の油が注目されつつあります。

・鉱物油
こちらは石油から得られる油のことを指します。
潤滑油の性能を左右するベースオイルとしての役割を果たしています。
安価で購入しやすいという特徴がありますが、熱や外気の影響で参加しやすいというデメリットも存在します。

浮上油となり得る油は、上記以外にも存在します。
工作機械を使用する際に必要となる油が浮上油へと変化しているのだということを理解しておいてくださいね。

□浮上油の回収はSV-アルファがおすすめ

ここまでで浮上油についてはかなり理解していただけたかと思います。
本稿をご覧の皆さんは早く解決策を教えて欲しいと思っているでしょう。
浮上油の回収におすすめの装置は、SV-アルファです。
この装置の特徴について紹介していきますね。

SV-アルファは、コンパクトかつシンプルな構造をしています。
およそワゴン台車の大きさです。
これほどのコンパクトさで浮上油の回収をしてくれるのです。

また、浮上油が回収缶に満タンまで溜まれば自動で停止するオートストップ機能もついております。
こちらはオプションになっておりますので、詳しい内容を知りたいという方はお気軽にご相談ください。

さらに、完全エア駆動というのも大きなポイントです。
電気を使用した装置というのは夜間に運転させるには発火のリスクがありますよね。
SV-アルファは完全エア駆動を実現しているために、火災発生を心配しなくて済みます。

最後に回収時の仕組みについても話しておきます。
まずはスラッジ回収ドラムを経由した切削液が分離槽の中へと流れ込みます。

そして、切削液の中の油が比重によって分離していきます。
この段階で切削液とは完全に分離します。
分離槽で分離した油が一定量溜まったらバルブを開いて回収します。

以上が浮上油回収の一連の流れです。
SV-アルファの導入をお考えの方は、ぜひ一度デモ機をお試しください。
無料で貸し出しをしております。
返送料のみのご負担いただきます。