「切粉の種類について知りたい。」
「切粉の回収方法について悩んでいる。」
このようにお考えの方がいらっしゃるでしょう。
特に切粉の回収については多くの方が悩んでいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、切粉の種類や回収におすすめの機械を紹介します。
□切粉の色がカラフルな理由
切削加工をする際に切粉が発生すると思います。
その切粉をよくみてみると、青色に見えたり、虹色に見えたりするものがあるかと思います。
なぜこのようにさまざまな色に見えるのかというと、切粉そのものが特定の色を持っているのではなく、光の反射によってさまざまな色に見えるためです。
これを干渉色と言います。
CDやDVDもさまざまな色に見えますよね。
これと同じ原理が切粉にも発生しています。
旋盤加工は被加工物を回転させながら刃物を押し当てて削りますよね。
そのため、加工時に圧力や摩擦が発生します。
そうすると、酸化皮膜と呼ばれる薄い膜が金属の表面に発生します。
その膜が光の乱反射を発生させ、温度の高さによって膜の厚みが変わります。
膜の厚みによってさまざまな色に変化して見えるようになっています。
これらのことから、切粉の色によって切削時に何度の熱が発生したのかがわかります。
そして、切削時の条件や刃物の状態についても把握できます。
切粉の色によって、切削条件や刃物の使い方を調整します。
このように切粉はカラフルに見えるだけではなく、切粉の色から切削時の微調整を行うことができるのです。
□切粉には4種類の形がある
ここまでは切粉の色について紹介しました。
次は、切粉の4種類の形について紹介します。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1つ目は、流れ型です。
この形状の切粉が出てきている場合は、切削条件としてかなり適切といえるでしょう。
切削時の抵抗や変動が少なく、安定しているといえるでしょう。
2つ目は、せん断型です。
こちらは短い切粉が発生します。
流れ型よりも仕上げ面が劣っているでしょう。
3つ目は、むしれ型です。
こちらは被加工物の表面がむしれながら切粉が発生します。
切削時の条件や抵抗の変動が大きいです。
切粉が仕上げ面よりも深いところから発生するので、仕上げ面が悪化します。
4つ目は、き裂型です。
被加工物がもろいとこの形状になりやすいです。
むしれ型と同様に、切粉が刃先よりも先に仕上げ面よりも深いところから出るという特徴があります。
□おすすめの切粉回収方法について
ここではこれまでに紹介してきた切粉の回収方法について紹介します。
切粉の回収には困っているという方が非常に多いと思います。
これから紹介する機械は切粉の回収に非常におすすめなので、ぜひご検討ください。
まずは、スラッジ回収の重要性からお話しします。
微細なスラッジは工作機械のストレーナーを通り、クーラントタンクへと侵入します。
そして、それがフィルターや工作機械のノズルに詰まってしまうと、加工熱によって溶けてくっついたり、クーラント液を混ざり合いワーク加工面に悪影響を与えたりします。
こうしたトラブルから年に数回、タンク内を清掃したり新しいクーラント液を補充したりしているのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、SV-アルファです。
こちらの機械がおすすめの理由を紹介します。
1つ目は、タンク内の浮遊スラッジ、液中、沈澱スラッジを急速に回収できることです。
アルミニウムや鉄、マグネシウムなどさまざまなスラッジに対応しております。
2つ目は、水溶性クーラント液であれば回収したスラッジを30秒という速さで急速脱水できることです。
スラッジを取り出す際に周囲を汚すことがありません。
3つ目は、ワゴン台車程度のコンパクトなサイズであることです。
また、キャスター付きかつ重さも40キログラムなので非常に移動が簡単です。
スペースを有効活用できます。
4つ目は、クーラント、処理液タンク内の1ミクロンサイズのスラッジ回収に対応できることです。
5つ目は、微細スラッジや研磨粉も吸引できることです。
強力なポンプを使用していることから、パワフルな吸引を可能にしています。
6つ目は、完全エア駆動であることです。
火災の心配がないので、海外でも安心して活用できます。
また、SV-アルファは、浮上油の回収も可能です。
スラッジと同時に浮上油の回収もしたいという方は多いのではないでしょうか。
それを実現できるのがSV-アルファです。
切削液を分離槽へと流し、浮上油を分離させます。
そして液面の高さを調整して浮上油を回収します。
SV-アルファは、スラッジ回収と浮上油の回収が可能です。
ぜひ設置を検討してみてくださいね。
□まとめ
今回は、切粉の種類や回収におすすめの機械を紹介しました。
切粉の種類についてご理解いただけたでしょうか。
切粉の回収でお困りの方には、SV-アルファをおすすめします。
わからないことや相談したいことがある方はお気軽に当社までご連絡ください。
